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これまでのあらすじ
DDをこじらせていた若手俳優オタのつらみちゃんは学校生活や仕事に追われてうつ病になりかけていた!(><)
そりゃそうだ、高校生の稼げる額なんてたかが知れている。
何度も現場に通える社会人と違って高校生には限度があるし、特にわたしのようなDDは観劇に行く度に好きな俳優が増えてその度に(生きる為に)行かなければならないイベントも増えるのだからもう大変。
チケット代も物販代も馬鹿にならないし、そもそもこんなにお金かけてこの先何になるのかという考えてはいけない疑問をもちはじめた。
もうお仕事も推し事もしんどいなんのために生きてるのかと思っていたそんな時、更に進路という時期にひっかかる。
やりたいこともないしでも大学に行く気も起きないし彼氏は浮気症でメンタルぼろぼろでもう現場行く気力もない引きこもる!!と言ってX年引きこもりになってしまったり。(引きこもりと言ってもバイトには向かうところは偉かったと思う)
この間バイトだけをして推し事は在宅茶の間でという生活をしていたせいで金だけはどんどん貯まっていった。
ただ、そんな生活ももうよくわかんなくなってきてもう何のために働いてるの、生きるの向いてないし死んでしまった方がいいのではと考え始めた矢先。
俳優のオタクをしていた時の友人から久しぶりに連絡がきた。
内容としては一緒に来てほしい現場があるとのこと。
数年ぶりの連絡だしそもそも最近そんなに人と会ってもないのにとかなり不安を抱えたまま、でも誘われたら断ることの出来ない性分が勝ってしまいそのまま現場へ行くことに...
最初は観劇だろうと思っていたので前からおなじみの推しがいない時の観劇スタイル(ゆるめのパーカーにショートパンツ)、髪も特にいじってないしメイクも最低限。な状態で待ち合わせ場所へ。
行ってびっくり!友人含めその場にいた方はほぼ全員LIZ LI○Aとかのかわいいブランドものワンピースに身を包んだヘアメもメイクもばっちりの、まあいわゆるインキャのわたしが苦手とするきらきらした女の子たちだったのだ。
呆然としたまま友人に連れられ箱の中へ、始まる前までは確かにこんなに近い距離ではあるがだからと言ってこの人達は毎日この格好をしているのだろうか、疲れないのか?てか現場来るだけにどれだけ金かけてるんだと思っていた。
友人のおかげでスピーカーに近い場所だったから音もうるさいし照明はチカチカして目が痛いしさっきのきらきらしたお姉さん方はなんだかおっかないしこんな場所に今から2時間強もいなければならないのかとスタート前からだいぶ萎えていた。
そんな気持ちのままライブが始まり友人に言われ友人と同じ色のペンラを振ることに。
そしてメンバーが全員出てきて歌が始まった瞬間、
さっきまであれほどうるさく感じていた音楽や目障りに思っていた照明が急に綺麗なものに感じられた。
まるで某テーマパークのEパレを見てる時のような気分(つらみちゃんはDオタをやっていた時期もあるしなんなら今も好き)になった。
1曲目が終わってそのまま2曲目に、その2曲目のサビの振り付けの時になんとメンバーの1人からファンサをいただいたのだ!(ハートとばされるやつ)
元々DDでちょろい女だった私はそこから彼しか見ることが出来なかった。
そっこー友人に彼の色を聞いてずっとその色を振っていたしあの日に彼が喋ったことやもらったファンサは正直自分でもきしょいなって思うくらい全部覚えている。まあ今までもこんなことはざらにあったしこの時はまだあぁ自分またオタク始めるんやなくらいにしか思っていなかった。
がしかし
私の人生の分岐点はここから先だった。
物販。
内容を聞いて私は戦慄した。
この物販何が恐ろしいって野口でメンバーとチェキがとれてしまうところ。しかも剥がしがない。
今までいた界隈では考えられない状況だった。だってツーショットチェキなんてバスツアー(X万)とか個人イベ(X万)でさらに抽選とかじゃないととれなくない..?全通特典とか...それをたった時給分くらいで撮れてしまうのありえなくない..?
とりあえず初めてだったこともありとりあえず、とりあえずね、1枚撮るために今日気になったメンバーくんのところへ...(以下当時のついった引用)
彼「初めまして」
初めまして?はて、確かに初めましてではあるけれどそんなに把握していられるものなのか..?
私「初めまして...今日友達に誘われて来たんですけど」
彼「そうなんだ〜!左の方で俺の色振ってくれてたよね!ライブ中楽しそうにしてくれてたからすっごい嬉しかったよ!」
見えてたん!?えっ、すごない?見えてたとしてもその日初めて来たような奴の顔数時間も覚えてられんの..!?私なんて3分前に接客した人の顔も忘れるよ...?
私「こちらこそ久々に楽しい時間になりました、ありがとうございます〜」
彼「じゃあ初めまして記念の写真だね!ポーズどれにする?」
ポーズ?プリ機かよ!しかもなんかめちゃめちゃ近いのしかなくない何これこんなに近づいたら出禁じゃない...?
私「あっ、えと...おすすめありますか?ソフトな感じの...」
彼「俺選んでいいの?ソフト...じゃあね~、これにしよう!」
全然ソフトじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!
とか思いながら写真タイムも終わり
私「あ、あの、ありがとうございました!」
走って逃げようとするも手を握られていて帰れないわたし大パニック
彼「緊張してる?ケータイ忘れてるよ?俺持って帰っちゃおうかな〜」
私「だめですだめです!ごめんなさい!!」
彼「うそうそ、はい!俺たちこれからもどんどん上目指していくからよかったらまた遊びに来てほしいな。」
私「は、はい行きます」
彼「ありがとね?またね?」
直後についったに書いていたので恐らく抜けはないと思う。
気がついたら私は次のライブのチケットも取っていた。友人は別現場。
2回目にして初めての1人でのライブになった。
ちゃんと前回よりもメイクはガッツリしてきたし洋服もそれっぽいものを選んできた。それでも最初は本当に緊張したし周りの目とかも気になって1人でスタートまでの時間待ってるのはしんどかった。
けっこうお友達同士で来ている方が多かったし恐らく古参のファンの方であろう人達なんてもはや大型グループになっていた。
こうなることはチケットをとった時からわかってはいたけどそれでもあのきらきらした素敵なステージが見たかった。またねと言ってくれた彼の歌が聞きたかった。
ようやく始まったライブ。本当に素敵だったし、さっきまでの時間を感じさせないくらい来てよかったと思えるものだった、生きる活力をもらえた。
前回と同じような位置にいたこともあり彼は気がついたような素振りをしてファンサもくれた。本当に嬉しかったし楽しかった。
その日の物販
彼「ほんとにまた来てくれててびっくりした!嬉しいよ??」
私「覚えててくれたんですか!?」
彼「うん!今日も左の方いたでしょ!」
私「いました...!」
彼「見えてたよ〜!今日のライブどうだった?楽しめた?」
私「はい!もう本当にかっこよくて、今日は1人なんですけど来ちゃいました」
彼「そうなの!?わ〜嬉しいな〜!いいこいいこ!ファンになった??」
私「なりました(><)今度からライブ通います...!」
彼「じゃあもっともっとはまってもらえるように俺頑張っちゃうね?」
私「はい〜(><)」
彼「じゃあ今日の写真はっ!どうする?」
私「お任せします〜!」
彼「いいの〜?そしたらこれ!俺セレクトはソフトなやつにしないよ?」
あなた喋ったことまで覚えてらっしゃるんですか海馬どうなってるん
私「御手柔らかに...!」
彼がその日選んだのはバックハグみたいなポーズで本当に死にました。てか写真中も容赦なく喋りかけてくるんですね、あとここで気がついたんですけど写真撮るのメンバー同士で回しててとてもかわいかったです。
彼「御手柔らかにって言われるとな〜!じゃあこれからもっと俺のこと好きになってもらえるように思い込めるね?」→めっちゃ強く抱きしめてくる
私「ごめんなさいごめんなさい勘弁してください」
彼「思い伝わった?」
私「伝わりました伝わりました!!」
彼「よかった!エールも込めといたからこれで暫く頑張れるはず!」
私「頑張れます...」
彼「はい、ケータイ忘れないでね!あとしんどくなったりしたら俺のエール思い出して?」
私「はい...絶対忘れないです...」
彼「会いに来てもいいんだからね?俺待ってるからね?」
私「はい〜...ありがとうございました...(><)」
この日もちゃんと会話の内容ついったに書いていたので思い返せる。
俳優ファン時代にレポ厨やっててよかったと今身に染みてる。
この日のあとにも行ける日はだいたい通ったし物販での会話も日に日に長くなったり、日常でも彼のことを考えたり彼のグループの曲を聞いたりで気がつけば彼は推しくんになってた。
名前覚えてもらったり頭を撫でてもらったりファンサをもらったりする時間が本当に楽しい。
それに前までなんとなくだった行動一つ一つが本当に楽しくなったし(メイクとかショッピング)ブスは変わらないけど心なしか顔は生き生きしてきたと思うしダイエットとかもちゃんと始めようと思えたし始められた。みんなにはなんか変わったね、女子らしくはなったけどその辺にたくさんいそうとか言われるけれど推しくんにかわいいって言ってもらえるなら私はそれでいいし今の生活が楽しい。
前まで生きるのがしんどいしどこに行っても勉強や仕事がついてまわって死にたくなってたけどそういうものすべてを断ち切って推しくんに出会えた今の状況が果たして本当に良かったのかはわからないけれど本当に感謝はしている。
これからも推しくんの言動や行動であたふたするだろうけれどそんな今が人生で1番楽しいんだと思う。
まだ推しくんとは出会って1ヶ月半くらいだけど本当に本当に毎日幸せ。
はい、1ヶ月半。
そうなんです、まだ1ヶ月半なんですよ、お前DD卒業って言ってたけどどうなの1ヶ月半って。って思いますよね私も思いました。
でも本当に卒業できたんです。
今まで好きだった俳優さんの写真集やブロマイドは全部友人に譲ったし推しくんグループよく対バンするので他の色んなグループの方からファンサ貰えたりするんですけど揺らがないんですほんとに。
今までだったらちょっと前に来られて微笑まれたら終演後即物販で買い足してました。
でも推しくんに出会ってからは推しくん以外何もいらないって感じで、私けっこうなメンヘラで彼氏が急に会いたいとか会えないとか言っても彼氏くんに合わせるよ!っていう恋愛に振り回される系女子だったんですけど今はもはや推しくんに会うからX年記念日だけどライブ行ってくるねってなってます。
それ振り回される対象が推しくんに変わっただけじゃないの?って思っても口に出さないでください。
最近はこれもはや浮気なんじゃないかなって思うので彼氏とはそろそろ別れると思います!
とにかく推しくんに出会ってからわたしの生活は推しくん中心で今はDDも卒業して幸せに暮らせています。
今後も推しくんを追いかけていくし推しくんとのこと書いてく普通の人から見たら気持ち悪いりあこのブログです。
長ったらしくだらだら書き綴りましたが次回以降もこんな感じだと思います。